群馬県看護協会の教育方針
日本看護協会は2015年に策定した「看護の将来ビジョン」において、そのビジョンを達成するための活動の一つとして、「質の高い看護人材を育成する教育・研修・資格・認証制度の構築」を挙げている。また、専門職としての役割については、それに見合う専門的な能力を確保することと専門職としての自律が不可欠で、常に研鑽が求められており、「看護の将来ビジョン」の達成に向けて、看護の質保証を目的とした看護職キャリアに応じた継続教育を実施している。教育計画基本方針としては、「2025年に向けた生活を重視する保健・医療・福祉制度への転換」と「質の高い看護人材を育成する教育・研修・資格・認証制度の構築」を挙げている。
群馬県看護協会では、日本看護協会の基本方針と重点事項を基にして、研修構成を6分類(※研修分類)とし、研修企画を立案した。専門職業人としての看護職の学習機会を保障し、キャリア開発を支援する。
教育理念
群馬県看護協会は、人々の生命の尊厳と権利を尊重し、社会ニーズに対応した質の高い看護を提供できる人材の育成を目指す
教育目的
看護専門職として体系化した教育を実践し自律的にキャリア開発を促進できる人材を育成する
教育目標
1 地域住民の生活と保健・医療・福祉をつなぐ看護実践能力を養う
2 看護専門職としての倫理観に基づいた判断能力を養う
3 看護を提供するあらゆる場において安全・安心な看護を提供する能力を養う
4 それぞれの役割、立場に応じたマネジメント能力を養う
5 研究的・科学的思考ができる能力を養う
※研修分類
段階設定
保健師のキャリア形成推進事業https://www.nurse.or.jp/nursing/hokenshi/kyoiku/index.html
CLoCMiP:助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)https://www.nurse.or.jp/nursing/josan/clocmip/index.html
看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)https://www.nurse.or.jp/nursing/education/jissen/ladder/index.html
病院看護管理者のマネジメントラダー(日本看護協会版)https://www.nurse.or.jp/nursing/practice/management_ladder/index.html